世界戦レポート
2014.01.06新年明けましておめでとうございます。
大晦日恒例となったWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志の防衛戦(8度目)は、3年目の今回も内山の勝利に終わりました。……が、挑戦者・金子大輝選手(横浜光)の前評判以上の実力と執念で内山がダウンを奪われるなど、大激闘になりました。この防衛戦は、プロボクシング界にとって2013年最後の試合である上に、2013年の年間最高試合として有力視されているそうです。今回もたくさんの応援、ありがとうございました。
前座では前WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平が世界前哨戦にKOで快勝。3月にも予定される世界戦に大きく弾みをつけました。昨年8月、井上尚弥選手(大橋)との大一番で知名度を高めた元・日本ライトフライ級、田口良一も再起。無事に元WBCインタ王者であるライアン・ビト選手(フィリピン)に3-0の判定勝ちを収めたものの、本人は「成長を見せるのは新年以降に持ち越しです」と反省しきりでした。田口の言葉通り、今後の快進撃にご期待ください。
30歳を過ぎてからボクシングの魅力に引き込まれた大石久美は、高野人母美選手(協栄)にTKO負け。こちらも相手が一流モデルであることで注目を集めましたが、2回に連打を浴びてストップとなってしまいました。心身がタフな大石の今後にもご期待ください。
ワタナベジムの大晦日は4勝2敗。本年も精進して参りますので、応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
(写真/山口裕朗)